こんにちは。
本日はアウディR8のステアリング張替えのお話です。
まず、純正の糸を切って革を剥がしていきます。
この糸が特殊でシートの縫製等に使用している糸ではなく、ナイロンのかなり丈夫な
糸を使ってました。
ここまで糸を切れば後はべろっと剥がします。
張付けに使用されていたボンドを除去します。
これが残っていると表面に凸凹が出たりと後々影響が出ます。
今回は太巻きにアルカンターラで張替えなので、ウレタンを仕込みます。
ウレタンの巻き付け完了です。
溝がある所は縫い代がハマるので必要です。
元々がウレタン成形のハンドルであれば同じように溝を掘ってあげれば
段差のない綺麗な仕上がりになりますが、その分時間は必要です。
型取り・縫製をしたアルカンターラを巻き込み、糸で編み込んでいきます。
ステアリングはシビアなので1mmでも誤差があると生地が届かなかったり
被さったりするので、何度も調整するので時間が結構掛かります。
編み込みが出来れば部品を組付けて車両へ取付します。
ホーンパッドは以前、どこかの業者さんが施工したそうで、糸の色を合わせたので
バッチリですね。
久々に見ましたが、やはりR8はカッコいいです。